2024年03月09日

人形街道

先週の日曜日に人形街道を歩きました。\(^-^)/
「人形街道」って何ぞや?というと、さいたま市岩槻区と鴻巣市をむすぶ街道です。
今回は岩槻スタートで鴻巣まで。
本来なら日光御成道岩槻宿から中山道鴻巣宿を歩く“岩槻通り鴻巣道”と呼ぶところだけど、この度は人形の街岩槻と人形の街鴻巣をむすぶ街道ということで、「人形街道」という愛称を提案しています。
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当初は2月17日に歩くつもりが、3月3日のひな祭りに歩いたので、「人形街道」という名にふさわしい道中になりました。
歩いた距離は寄り道含めて30.9km、10時間40分の旅。
歩数は38,700歩。
寄り道しなければ地図の計測で21.8kmなのに、30kmも歩いたので、今までの街道歩きで歩数の多さベスト9となっています。
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「人形街道」の特徴としては道標が多い。
ルートはさいたま市岩槻区を出発して、蓮田市、伊奈町、市境のみですが上尾市、桶川市、北本市、そしてゴールの鴻巣市7つの自治体で、寄り道含めて32基。
1日で歩ける街道としては異常に多い。
嬉しい悲鳴(笑)。
しかし、道端にある道標はともかく、寄り道してまで全ての道標の写真を撮っていると、間違いなくゴールが日没後で真っ暗になってしまうので、10基ほど今回スルーして再訪することに。
歩く前から再訪が決まっているという珍しい街道歩きとなりました。(^-^;
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今回は長めの街道でしたが、とら式の街道歩きとしてちゃんと?寄り道もしました。
この旅で一番行ってみたかったさいたま市岩槻区の平林寺跡。
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そして伊奈町の伊奈氏屋敷跡。
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人形の街岩槻と人形の街鴻巣をむすぶ「人形街道」、なかなか楽しい街道です。
みんなで歩こう!人形街道!
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2024年03月04日

天神道

土曜日に天神道を歩きました。\(^-^)/
天神道って何ぞや?というと、中山道桶川宿から加納天満宮へ参詣する巡礼道です。
加納天満宮は人気の天神さまで、渓斎英泉の浮世絵「桶川宿 曠原之景」は、旅人が加納天神への道を尋ねている風景と言われています。
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(溪斎英泉「桶川宿 曠原之景」)

歩いた距離は寄り道含めて3.4km、1時間15分の旅。
歩数は4,139歩。
地図の計測で約3km。
今までの街道歩きで距離の短さ1位となっています。
翌日に20km越えの「人形街道」を歩くのに、最近ロクに散歩もしていないので、ウォーミングアップのつもりで歩きました。
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(加納天満宮(現氷川天満神社)の梅)

前半は片側2車線の埼玉県道12号の歩道歩き。
後半は江戸時代の旅人と見る風景が変わらないんじゃないか?と思うほど、のどかな風景です。
短い3qほどの距離に、3基も道標が出会えるのでなかなかイイ街道(巡礼道)でした。
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(天神道の道しるべ)
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2023年09月10日

下田街道 その1

昨日下田街道を歩きました。\(^-^)/
今回はその1で三嶋大社の鳥居前から修善寺の湯川橋交差点まで。
歩いた距離は寄り道含めて36.6km、12時間05分の旅。
歩数は46,563歩。
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(三嶋大社から下田街道を臨む)

歩数の46,563歩を調べたら、今までの街道歩きで一番の歩数でした。
36.6kmというのも一番の距離で、日本橋から東海道を進んで戸塚区の東戸塚くらいまで歩いたことになります。
12時間05分というのも最長で、ゴール到着は日没になりました。
ご苦労なことです。(^-^;

一番の理由は寄り道が多かったこと。
伊豆の国市韮山は立ち寄りたいところが多すぎ。
昨年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』散歩で立ち寄ったところを今回の街道歩きで再訪しました。
まずは、江川邸→本立寺→韮山城跡→蛭ヶ島。
そして、北条政子産湯之井戸→北条氏邸跡→願成就院→八重姫御堂。
さらに、韮山反射炉まで。
ちょっとやり過ぎましたかね(笑)。
街道自体の距離は18kmだったはずなのに、2倍の36.6kmにもなってしまい…。
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(蛭ヶ島の源頼朝&北条政子)

下田街道は全体から見ると、今回のルートはほとんど平地で歩きやすい区間です。
そんな下田街道その1のメインイベントは横山坂。
現在は廃道となっているちょっとした峠道で、藪が激しく、通れずに迂回するという報告が多く寄せられています。
久しぶりに藪漕ぎセットを使用して歩いてみました。
街道ウォーカーの参考になれば幸いです。
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(横山坂の藪漕ぎを抜けると旧道が残っています)

そんなこんなで後半は暗くなってしまい、朝8時に出発してゴールも夜8時という長時間の街道歩きとなりました。
歩く前は寄り道が多いのでゴールは暗くなるだろうとは思っていましたが、夕方6時くらいの到着を想定してヘッドランプを用意せず、真っ暗の中狩野川の土手を歩くことになりました。
スマホのフラッシュライトで足元を照らしながら進みました。
何かにつまずくこともなく、怪我がなかったことが不幸中の幸い。
次回は集落もなく電灯もない場所がゴールなのでヘッドランプ必携にします。
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(ゴールの下田街道&修善寺道標柱)

最近はなかなか予習する時間がなく1年3カ月ぶりの街道歩きでした。
韮山でたっぷりと観光活動を敢行したものの街道歩きを楽しめました。
その2は紅葉のはじめの頃に歩く予定です。
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2023年01月26日

弘明寺通り星の谷道 その1 38

迅速測図では、現在の芹が谷中央交差点を左折しないで真っ直ぐ国道方面に進む小径が載っている。
ひょっとしたら村人が利用していた近道かもしれないけど、川が氾濫しても安心なプチ峠越えとなる村道を進む。
近道を指す道標でもあれば狂喜するんだけど…。
別所桑原公園を下りてから丘陵と低地の縁を進んでホッとしていたけど、ここで峠越えがあるとはさすが「迫り谷」。
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2022年12月10日

弘明寺通り星の谷道 その1 37

芹が谷中央交差点を左折。
1つ目の横断歩道でレンガ風の遊歩道を右折。
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この遊歩道は芹谷川の支流を暗渠にしたもので、横浜市に支流名と遊歩道名を問い合わせたら、何と!どちらも名前はないんだって!
どうやって管理しているんだろう?(+_+)
新興住宅地で遊歩道が終わると共に旧道は消滅。
一段高くなった住宅地をズンズン進みます。

2022年08月31日

弘明寺通り星の谷道 その1 36

ということで、境道を越えて南区の別所から港南区の芹が谷(せりがや)へ。
芹が谷って今まで訪れる機会が少なくて気にしていなかったけど、そうか!港南区の西半分は旧相模国だったのか!
調べてみると、港南区の西半分は旧永谷(ながや)村と旧野庭(のば)村で、おらの地元旧戸塚区(戸塚区・瀬谷区・泉区・栄区)と同じ旧鎌倉郡(藤沢市の境川左岸も)でした。
へ〜、兄弟なのね。
芹が谷の地名の元になった芹谷(せりや)川は境川の支流だし。
芹が谷は昭和53年(1978)に下永谷町の小字「芹谷」より新設された新しい町で、芹谷は植物のセリが生える谷ではなく、そそり立った谷(迫り谷)の意。
歩いてみるとガッテン!
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2022年08月13日

弘明寺通り星の谷道 その1 35

別所桑原公園を出ると今度は階段を下ります。
無駄に上り下りしたような感じがするけど、武州相州境道が尾根道なので、どこを通っても峠越えになってしまいます。
本来なら斜めに横横道路をくぐるところだけど、くぐらず横横道路の真横を真っ直ぐ下りて、さっきのバス通り(市道)に出ます。
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(階段を下りて見上げた風景)

2022年08月09日

弘明寺通り星の谷道 その1 34

旧道に戻ります。
気がついたらジャンパーのままで汗だく。
十字路角の別所桑原公園でウインドブレーカーに着替えて10分休憩。
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今日はつぶやきアプリが不調で、何度もフリーズしたのでダウンロードし直したけど、別所回りになってからいくつかのツイートがアップされていない。(T-T)
困ったものだ。
これからはツイッター公式アプリでつぶやくことにします。

2022年08月05日

弘明寺通り星の谷道 その1 33

寄り道で国境&区境の境道を北上。
横横道路で境道が途切れているので別所三の橋を渡ります。
300mほど進んだところに念仏道標が置かれています。
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寛延元年(1748)製で、正面に「弘明寺道」、右面に「右 武州相州境道」、左面に「左戸塚道」と刻まれています。
どこにあったものなんだろう?
境道はこのまま北上すると、六ツ川回りの勘九郎地蔵尊跡につながります。

2022年08月04日

弘明寺通り星の谷道 その1 32

トンネルを出ると、またドーナツ模様の上り坂。
さっきの六ツ川回りのように、みなとみらいが見えるかな?と振り返るも、景色はイイもののみなとみらいは見えせん。
息を切らしてようやく峠に着くと、民家の塀に庚申道標が!
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寛政12年(1800)製で、右面に「右ぐ□□じ」、左面に「東とづか道」と刻まれています。
峠は十字路で、東西の道が星の谷道、南北の道が武蔵国と相模国の国境&横浜市南区と港南区の区境となっています。
(南は途切れています)